「活版TOKYO 2026」に足を運んだ帰り道のこと。せっかく神田の近くまで来たのだからと、明治20年創業の歴史ある画材・文房具の専門店「文房堂」へ立ち寄りました。
重厚な佇まいのビルへ一歩足を踏み入れると、所せましと文房具や雑貨が並んでいます。店内をあれこれと物色しているうちに、古めかしいデザインの貼箱(ハコデキット【文房堂オリジナル図案】)に目が留まりました。
買って帰り、早速封筒のようなパッケージを開けてみると、中身は厚紙の芯材と、それを包み込むための化粧紙です。

用意するものはセロハンテープのみ。 作り方自体は至ってシンプルで、本体とフタを折り目に沿って組み立て、その上から化粧紙を貼るだけ。
なのですが、こんな「注意書き」が……
粘着力の強いシール加工がされています。貼り直しはできませんので、つくりかたをよく読んでおつくりください。
なんですと! やり直しができない、一発勝負です。慎重に化粧紙を貼り付けました。そして、無事に組み上がった完成品がこちらです。

この図案は、明治20年創業の文房堂に眠っていた「手書きで印刷の版を作っていた頃」のデザインだそうです。独特でレトロな雰囲気が、なんとも言えません。
それに、こうした貼箱(紙箱)は、フタを開け閉めするときの「カポッ」という音と、吸い付くような独特の感触がたまりません。
意味もなく何度も開け閉めしては、その感触を愉しんでしまいました。





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